紫外線治療法・ナローバンドUVB

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紫外線治療法・ナローバンドUVB

当院では、最新紫外線治療器「JTRACジェイトラック」を導入しております。

当院では、最新紫外線治療器「JTRAC®ジェイトラック®」を導入しております。
治りにくいとされている皮膚の病気に有効な、紫外線治療法「ナローバンドUVB」療法


紫外線治療法「ナローバンドUVB」とは?

紫外線を照射する治療のひとつで、治りにくいとされている皮膚の病気に有効とされています。
紫外線(UV)は、A・B・Cの3種類に分けられ、UVBの中でも特定の狭い範囲(ナローバンド)の紫外線を用いることから、「ナローバンドUVB」とよばれています。その有効性から、皮膚科で広く普及しています。
症状や幹部の大きさ・部位などに合わせて、塗り薬や飲み薬などと併用することもあります。
紫外線UVBの中の311nm(ナノメートル)を中心とした狭い範囲(ナローバンド)の波長
の紫外線を用いて治療します。
*太陽から地上に届いている光は、紫外線・可視光線・赤外線などがあります。
*紫外線(UV)は、A・B・Cの3種類に分けられ、それぞれ肌に対する反応が異なります。

従来、乾癬治療のひとつとして確立されていた紫外線療法として、PUVA療法や中波長紫外線(UVB)療法が行われていました。 その後、UVBの中で紅斑が出にくく乾癬に有効な波長の検討がなされ、中波長紫外線領域に含まれる非常に幅の狭い波長域(311±2nm)のナローバンドUVB(NB-UVB)療法が登場します。PUVAやブロードバンドUVBに比べて副作用が少ないとされており、より安全に効果的に紫外線治療が行えるようになったといわれています。


紫外線治療法「ナローバンドUVB」は、保険診療で受けられます

【適応疾患】
尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)
尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
アトピー性皮膚炎
・円形脱毛症
乾癬、類乾癬、菌状息肉腫(症)、悪性リンパ腫、慢性苔癬状粃糠疹の皮膚疾患に対して、保険診療が適用になります。


紫外線治療法「ナローバンドUVB」  治療の流れ

STEP1. 診察 症状や肌の状態を診察します。

STEP2. 初回照射 症状や肌質に合わせて適切なエネルギーを設定します。
初回は、短い時間の治療を行います。
患者様によっては、テスト照射を行います。

STEP3. 照射 初回の照射で問題がなければ、徐々にエネルギーを上げて、一定のエネルギーで治療を行います。麻酔は必要ありません。

臥位・座位・立位など、あらゆる体勢で照射が可能です。車いすに座ったままでも、治療を受けていただくことができます。


紫外線治療法「ナローバンドUVB」  よくある質問 Q & A

治療回数は?
週に2〜3回の治療を受けていただくと効果的です。治療間隔があいてしまうと、効果が得られにくくなりますので、医師の指示に従って治療を受けていただくことをおすすめします。
乾癬の場合、初期には頻回に治療を行い、症状が落ち着いてきたら回数を減らすこともあります。白斑の場合は、通常長時間の治療が必要です。詳しくは当院の医師にお尋ねください。
※効果のあらわれ方や治療回数は、症状やスキンタイプによって個人差があります。
治療時間はどのくらいですか?
一度に照射する場合は、通常5〜10分程度です。患部が体の前面と背面にあるような場合や上半身と下半身にあるような場合など、一度に治療できないときは、分けて照射します。
※照射時間は、症状やスキンタイプによって異なります。
痛みがあったり、赤みが出たりしますか?
痛みや熱感は、ほとんどありません。適度な赤みが出るのを目安に照射しますが、数日でおさまります。反応が強くあらわれた場合、ほてりを感じたり赤みが長引いたりすることがあります。照射した部分に一致して、日焼けしたあとのように色素沈着がおこります。照射を中断すれば、徐々に元に戻ります。
副作用はありますか?
太陽の紫外線は、短時間でたくさん浴びすぎると炎症ややけど、長年浴び続けると皮膚障害を起こす可能性があることが知られています。ナローバンドUVBの紫外線も同様に考えられていますが、照射量や治療回数の上限を守って的確に行えば、有効な治療法です。心配な方は医師にご相談ください。


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